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2008年11月 5日 (水)

滋賀県のキャンプ場 比良山地

― D-Tracker ツーリング ―

 【 10月 3日 5日目 】     

キャンプ場を探すため湖周道路54号線

真っ直ぐ伸びるこの道をどこまでも行くと

そのまま161号線に出る交差点に出ました。

 信号待ちをしていると、『ガリバー青少年旅行村』

の看板が目に留まりました。

旅行村とはなんぞや。さっそく確かめに行って

みることにしました。

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山の方へと進む道はしばらくすると

坂道になりましたが、山の斜面に張り付くように

集落が広がっているので、けっこうな勾配ではあるけれど

民家の中を登って行くので山の中というふうでは

ありませんでした。

要所にあるガリバーの看板に従い進んで行くと

いわば高速の料金所風の入り口とおぼしきところに。

 しかしそこには誰もおらず、ちょっとばかり躊躇しましたが

おそるおそる入り口を通過すると、白を基調にした建物の

前に。

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階段を上がりその建物の中に入ると正面に

受付があり、女性から『いらっしゃいませ』と。

『ここはキャンプ出来ますか』 『はい』の返事。

それではと早速手続きをば。

 足がむくんでいるのか

ブーツがなかなか脱げない・・・。

もう一人女性が出てきて、私が宮城から来たことを

知ると『私は青森出身で』と言った。

おそらく嫁いで来たのでしょう。

 ここの標高は500メートルほどあるそうで

下界では感じられなかった紅葉が、少しづつでは

あるけれど色づきが始まっていました。

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荷を解き設営の準備にとりかかると

管理している年配の男性が気さくに声をかけてきて

会話しつつテント張り。

地面が硬くてとても素手でペグが刺せるものでは

ありませんでした。

するとそれに気づいた管理人さんが、すかさず

ハンマーを持って来て下さって大助かり。

『ここは鹿が多くて田畑を荒らす厄介モノでねぇ』

管理人さんが言っているさなかにも

女性の悲鳴か金切り声か、そんな鳴き声が

山の中から聞こえてきます。

『暗くなったら出てくるかもしれんよ』と。

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どうやら今宵のキャンプも私独りかと思ったら

サイト以外の敷地の中に無断でテントを張っている

輩が居るらしく、声をかけても返事ないと

その管理人さんは困り顔で言いました。

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