滋賀県のキャンプ場 比良山地
― D-Tracker ツーリング ―
【 10月 3日 5日目 】
キャンプ場を探すため湖周道路54号線
真っ直ぐ伸びるこの道をどこまでも行くと
そのまま161号線に出る交差点に出ました。
信号待ちをしていると、『ガリバー青少年旅行村』
の看板が目に留まりました。
旅行村とはなんぞや。さっそく確かめに行って
みることにしました。
山の方へと進む道はしばらくすると
坂道になりましたが、山の斜面に張り付くように
集落が広がっているので、けっこうな勾配ではあるけれど
民家の中を登って行くので山の中というふうでは
ありませんでした。
要所にあるガリバーの看板に従い進んで行くと
いわば高速の料金所風の入り口とおぼしきところに。
しかしそこには誰もおらず、ちょっとばかり躊躇しましたが
おそるおそる入り口を通過すると、白を基調にした建物の
前に。
階段を上がりその建物の中に入ると正面に
受付があり、女性から『いらっしゃいませ』と。
『ここはキャンプ出来ますか』 『はい』の返事。
それではと早速手続きをば。
足がむくんでいるのか
ブーツがなかなか脱げない・・・。
もう一人女性が出てきて、私が宮城から来たことを
知ると『私は青森出身で』と言った。
おそらく嫁いで来たのでしょう。
ここの標高は500メートルほどあるそうで
下界では感じられなかった紅葉が、少しづつでは
あるけれど色づきが始まっていました。
荷を解き設営の準備にとりかかると
管理している年配の男性が気さくに声をかけてきて
会話しつつテント張り。
地面が硬くてとても素手でペグが刺せるものでは
ありませんでした。
するとそれに気づいた管理人さんが、すかさず
ハンマーを持って来て下さって大助かり。
『ここは鹿が多くて田畑を荒らす厄介モノでねぇ』
管理人さんが言っているさなかにも
女性の悲鳴か金切り声か、そんな鳴き声が
山の中から聞こえてきます。
『暗くなったら出てくるかもしれんよ』と。
どうやら今宵のキャンプも私独りかと思ったら
サイト以外の敷地の中に無断でテントを張っている
輩が居るらしく、声をかけても返事ないと
その管理人さんは困り顔で言いました。
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