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2011年10月23日 (日)

たっぷり優しさに甘えるということ

   【 10月 3日 (火) その3 】

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陶芸家のYMさんのお言葉に甘えて

遠慮なくテントを張らせていただく。

 そこは庭というより

道を挟んで母屋の前の駐車場として

使っている空き地であった。

もちろんYMさん所有の土地であるのだ

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【本日のキャンプ地】

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【ジャガーの横に一坪ちょっとの我が家完成

敷金礼金ゼロ、コーヒー付き】

さてテントも張ったし

さっそく温泉(比良トピア)にでも

っとそこへYMさんから

「もっといい温泉があるから」と

車で大津まで連れて行ってもらう。

                   

日が暮れた161号線

道すがら話しをうかがう。

 その内容は個人的なことゆえ

ここでそれには触れないが

若かりし頃のインド旅で生き方が変わり

今もインドへ行くことがあるのだと。 

いったん行くと

最低でも1ヶ月は滞在するそうである。

 インドに「はまる人間」と

「そうでない人間」

ワタシはどっちだろうなぁと考えてみたが

行ってみないことには

その答えが出ないんだな・・・

                      

どんな田舎でも喉が渇けば自販機がある

コンビニがある。

命を掛けなくても、必死に生きなくても

生活できてしまうこと。

そんな生温い世の中で生活していることに

嫌悪感のようなものを感じるようになったと。

 これは実に共感できた。

自分もまさにそうだが

そこから抜け出すことの術を知らず

その術を探ろうともしない。

ワタクシの場合はまずそこに嫌悪感を抱く。

                   

なぜワタシを泊めさせてくれたのか

聞こうかと思ったがやめた。

そんな野暮ことを聞く人間に思われたくなかった。

 知り合ったツーリングライダーを

誰でもそうしているわけではないようだった。

 こういう人には人間を「見る目」が

あるのだと思う。

人生の経験というのか

今まで多くの人間と関わってきて身に付けた

もうひとつの「目」とでもいうのか。

                   

一応断っておくと

ワタシがその「お眼がね」にかなったのは

どこか負のオーラのようなものを

感じ取ったのかもしれない

頼りなくて情けない顔を

していたのを

ただ単に見逃さなかったのだ。

 イケメンとか初恋の人にどこか似てるとか

取って喰おうとかそういうことではないのですよ。

さらに断っておくと

「いえねぇ 昨日ぼったくられましてねぇ」

などとYMさんに囁いて

同情をかったわけでもないですかね。

                      

すっかり暮れなずんだ頃

大津にあるスパリゾート雄琴

「あがりゃんせ」に到着

たっぷり1時間 あっちの湯、こっちの湯

と湯船をはしごして「はあぅ~」。

元来長風呂ではないので子一時間というのは

けっこう堪えるが

温めの電気風呂というやつで

しばし感電していた(なわけはない)

                  

ゴクラクゴクラク

広い浴場には、当たり前だが

関西弁が響き充満していた。

他所の土地に来ているという実感がある。

                     

のぼせたあとはいくつかある店内の

レストランでご馳走になった。

近江牛

もう一度言う オーミギュー である。

何度でも言う おーみ ぎゅーっ

                     

アリガタヤアリガタヤ

胃袋が「どーしたどーした」と驚いてる。

                   

満腹になったあとは

最上階のリラクゼーションルームで

テレビ付きリクライニングシートに

横になり、冷たい飲み物と

ビキニのオネーさんらをはべらして・・・

いやいや、そんなオネーさんは居なかった

そのかわり

前面ガラス張りの向こうはレイクビュー。

夜だから暗くて見えない・・・

でも灯りが湖面に反射し

その灯りがふわふわ揺れていた。

そのとき即座に

「ほのぼのレイク」という

言葉が浮かんでしまった。

・・・我ながら知能が低い

                     

気持ち悪くなるくらいの嫌悪感

                  

                      

テントに戻ってから

                     

ガスコンロで湯を沸かし

すこし濃い目のコーヒーをいれた。

 ギュウギュウ詰めのボックスの中で

アウトドア用のマグカップの取っ手が

折れて取れてしまった。

でも支障はない

二重構造だからマグをじかに握っても

熱さはないから。

                   

ちびちびとそのコーヒーを啜りながら

昨夜のつづきの文庫本を読みはじめるが

まったく頭に入ってこないので

早々に読むのをやめ

ラジオの周波数を適当に回して

いちばん感度のいい局に合わせた

NHKだろう。

                 

それを聞きつつ

YMさんにはなんと言ってお礼を

言うのがいいだろうか考えた。

                  

考えたけどいい言葉が

ぜんぜん思い浮かばなかった。

             

もう眠かった

                                    

月の明るさが

テントの生地を通して伝わってきた

                     

遠くでするどく鹿が鳴いていた

   

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