いつもの古民家へ
狭い道路上にコロコロと
青い実が転がっているのを見つけて
バイクを停めそれを拾い上げる。
これはぁ・・・クルミだ。
傍らの木に目を凝らすと
びっしりとかたまって生っていた
子供のとき
小さい郵便局の脇にクルミの木があって
時期になるとクルミがいっぱい落ち
それを友達と拾い集め
足で踏んづけたり石ころで割ったりして
道草したことを
青いクルミを手にした途端にタイムスリップ
ほかにも家の近所のザクロの木には
パックリと口を開けた実から
紅色の粒粒がのぞき
それを指で取って口にすると
酸っぱくて目の覚めるような味が広がりました。
これ、ド田舎の話ではなく
仙台の小松島界隈でのはなし。
いまでも残っているのだろうか
あのクルミとザクロの木。
そんなことを思い起こし懐かしんだあと
田野倉の古民家へ。
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六日町からつづく253号線は
トンネルが連続する。
今日のこの暑さに
トンネルは一服の清涼剤的存在になった。
ホッとできる涼しさだからです。
出来ることならこのまま松代まで続いてほしい
しかし、さすがに
トンネルの繰り返しに飽きてくるころ
ようやく松代の里山が迎えてくれる
独りで泊まるには申し分ない大きさと間取りの古民家
この古民家には・・・もう8度目になるか。
勝手知ったる古民家と周囲の雰囲気に
安堵と安心感が湧いてくる。
カラカラカラ・・・
戸を開けて「今年もお邪魔しまぁーす」
誰も居ないけど一応・・・
ここで暮らしていたであろうご先祖様に
挨拶はしておいたほうが
何かといいのだ、きっと。
サウナスーツと化した重たい革ジャンを脱ぎ
「ふう~」と心底のため息をひとつ。
荷物を運び入れる前に
真っ先に風呂に湯を張る
4人が浸かることが出来る
大きな浴槽独り占め
古民家といっても
お風呂や洗面所やトイレなどの水回りは
リフォームされて今どきの快適さがある
さあ、これからダラシナイ生活を送るのだ。
誰にも文句を言われないし
言わせない
何をしてもいいのダ
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Yes Leave It
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